とまらぬ亀の轍

何をするにも鈍間な筆者が、歩み続ける足跡を綴っていきます。

ポスドク募集  ✳︎募集は終了しました。

募集は終了しました。

 

私のUniversity of Iowaの新しいラボで一緒に消化管研究の世界を冒険してくれるポスドクを募集いたします。

 

JREC-INや学会誌等にも募集を出すつもりですが、先ずはこのブログで詳細を公開します。よろしくお願いします。応募してくださる方は私のメルアドか、TwitterのDMで連絡ください。

メルアド:mkurahashi@med.unr.edu

Twitter: @mazzaskii

 

☆施設名:University of Iowa Carver College of Medicine Division of Gastroenterology and Hepatology

詳細:University of Iowaは1847年創立の歴史ある大学で、2020年全米公立大学ランキング34位とハード・ソフトとも充実した大学です。ホームページはこちら→

uiowa.edu

私のラボができるCarver College of Medicineのホームページはこちら→

medicine.uiowa.edu

ここには40以上のCore facilityがあります。こちら→

medicine.uiowa.edu

これらの施設を利用して多くの実験を委託することも出来ますし、学ぶことも出来ます。私ができる実験は指導させて頂きますし、出来ない実験は学んで頂けます。

アイオワ市は学園都市で住民の多くが大学関係者という事もあり、安全で物価も安く落ち着いて研究ができる環境である一方、シカゴまでは車で3時間半で行けますので休日はシカゴまで遊びに行けます。シカゴには大きなミツワもあるため、日本食は問題なく手に入り、又、日本語補修校もアイオワ市にある為、御子息の日本語教育も充実しています。ご家族も過ごしやすく、日本人ポスドクにとっては、全米屈指の環境があると言えると思います。

 
 
☆PI:Masaaki Kurahashi(倉橋 正明)MD&PhD, Assistant professor
詳細:私です。私のラボのご紹介はこちら→

mazzaskii.hatenablog.com

 

 

☆採用人数・時期

募集は一名です。現在募集中で、採用が決まり次第募集を閉めます。私が4月着任で、着任し次第ポスドク雇用の書類申請に入りたいと考えておりますが、大学の書類申請は時間がかかりますので、着任は夏以降になる予定です。現在のグラントが2023年夏までですので、現時点では2023年の夏までの雇用が可能ですが、新たなグラントが獲得できれば延長も可能になります。

 
 
☆給与
$60000+医療保険 / 年
 
 
☆住居、車等
住居、車の支給は無く、全額自己負担です。住居、車探しは、私が全力でお手伝いさせて頂きます。
 
 
☆応募資格・必要なスキル
⚪︎博士号取得者か、2021年3月までに博士号取得見込みの方で、一般的な分子生物学的実験の知識と経験がある方。Core facilityでトレーニングを受けられますので、やる気と根気と周りと仲良くやれるコミュニケーション能力があれば、問題ありません。
⚪︎年齢、性別は問いません。
⚪︎英会話能力は、英会話を学ぶ気さえあれば問いません。私も渡米当初は殆ど英会話をできませんでした。
⚪︎大学院で基礎医学を齧った消化器内科医、消化器外科医の先生方、大歓迎です。12年前、私もそういう人間でした。簡単な分子生物学と形態学の実験しかできない状態で渡米し、渡米後電気生理学を一から学び、米国で独立するまでに至りました。やる気と根気さえあれば、大抵の壁は乗り越えられると思います。臨床系の先生方でも遠慮せずに応募して下さい。
 
 
☆研究課題
上記のラボ紹介にある様な研究をしております。研究方法は、免疫染色・電子顕微鏡等の形態学的手法、電気生理学的手法、Ca imaging、分子生物学的手法等必要ならなんでもやって行きます。私のラボでできるものはラボ内でやりますし、出来ないものは上記のCore facilityに依頼するか、Core facilityでトレーニングを受けてやって行きます。研究に使用できる対象は、マウス、ブタ、ヒトの組織、そしてブタで上手く確立できた研究は、臨床研究として承認を得られれば、人を対象にして研究をする予定です。基礎医学研究、トランスレーショナルリサーチ、リバーストランスレーショナルリサーチをやって行きます。
 

 

 

☆更に一言

私のラボはまだ出来立ての弱小ラボですが、私の研究テーマはまだまだ手付かずの部分が大きくやれる事が沢山あります。なぜなら、消化管運動の研究は、人と実験用小動物で消化管運動に違いがある事もあり、又、人の機能性胃腸障害が患者さんの主訴を中心とした器質性変化に乏しい症候群でもあるので客観的な指標が少なく、基礎研究者が手を出しにくい分野だからです。基礎研究の対象が先ずは命に関わる疾患からであった為、生命を奪わない消化管運動異常の様な機能性疾患は後回しになっていたという側面もあります。しかし、命を奪わない疾患は、患者さんを一生苦しめる疾患でもあります。これらの疾患の研究を疎かにすることは、苦しんでいる患者さんを見捨てることに他なりません。機能性胃腸障害に苦しむ患者さんは、全世界人口の10%とも言われており、この研究の大きな需要はあります。ほんの一部の病態を解明し、治療できる様にするだけで、数十万人の人々を苦しみから救う事ができます。非常に遣り甲斐のある研究だと思いますので、消化管の研究に興味のある研究者の方、機能性胃腸障害の患者さんの苦しみを知る消化器内科、消化器外科の先生方、是非奮ってご応募頂ければ幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

募集は終了しました。